プラセンタ原液　ウマ化粧品用

ウマの胎盤から抽出した高濃度プラセンタの効能をそのままエキスにしました。
当社のプラセンタエキスは、プラセンタの要であるたんぱく質の濃度を、明確に数値化し、たんぱく質含有量でお選び頂けます。
自社のたんぱく質分析装置により計測されたプラセンタの窒素量に、換算係数6.25を掛けた数値が、たんぱく質含有量です。

●プラセンタとは
プラセンタとは、英語で「胎盤」のことをいいます。
プラセンタは人間の女性を含め一部の哺乳類のメスが妊娠したときに形成される臓器で、受精後、赤ちゃんが発育する上で重要な役割を果たしています。

●プラセンタに含まれる成分
プラセンタの中には、下記の成分が含まれていることが分かっています。
・タンパク質
・脂質
・糖質
・ミネラル
・ビタミン
・アミノ酸
・様々な酵素
・各種成長因子(肝細胞増殖因子、神経細胞増殖因子、上皮細胞増殖因子、線維芽細胞増殖因子など)
　　
「成長因子」とは、生命の誕生に必要な細胞の増殖や分化を助ける役割を果たすたんぱく質で、からだの様々な組織に対して成長を促進する物質になります。
この成長因子は食べ物やサプリメントからは摂取できない貴重なもので、生命を造りあげるための細胞を活性化させます。

●赤ちゃんとプラセンタ(胎盤)
精子と卵子が出会うと受精卵となり、そこから子宮内に根を張り、細胞分裂をしながらふたつの物体へと変化していきます。
このふたつの物体のひとつは赤ちゃんで、もうひとつはプラセンタ(胎盤)となります。
そして、驚異的な細胞分裂を繰り返しながら赤ちゃんとプラセンタ(胎盤)が出来上がっていくのです。

●プラセンタの役割
プラセンタには大きな役割が二つあります。ひとつは、赤ちゃんが母体の中にいる間、成長するのに必要な栄養や酸素を送ることです。
もうひとつの役割は、赤ちゃんが正確に成長していく為に必要な「成長因子」を送ることです。
この成長因子は、細胞分裂因子やグロスファクターとも呼ばれ、母体に充分な栄養がなくても赤ちゃんに栄養を送ることが出来るという、驚異的なパワーを持っています。

●プラセンタの歴史（世界）
プラセンタの中には、様々な有効成分、栄養成分、活性物質が含まれており、胎盤の薬効は古くから注目されていました。
紀元前 「医学の父」 と呼ばれるヒポクラテスがプラセンタに着目したことが知られています。
クレオパトラやマリー・アントワネットが既にプラセンタを美容と若返りの目的で使用していたといわれ、経験的にプラセンタの効果を知っていたということでしょう。
また、中国では約4千年前にプラセンタを乾燥させた「紫河車」が産後の回復や滋養強壮などに使用し、秦の時代では不老長寿目的で皇帝が珍重していたと記録されています。
1930年代には、旧ソ連でプラセンタの組織片を皮下に埋め込んで負傷兵などの治療を行う研究が推進されました。
また、近代ではアイゼンハワー大統領、チャーリーチャップリン、エリザベステーラー、マリリンモンロー、オードリーヘップバーンなど多くの著名人が、やはり若返りと美容の目的でプラセンタを使用していたといわれています。
このように、プラセンタは時代を超えたロングセラー素材といえます。

●プラセンタの歴史(日本)
・日本では、江戸時代に混元丹として「不老長寿の薬」として使用されてきました。また、第二次世界大戦末期には、京都大学の三林隆吉博士により、極度の食糧不足の対策としてプラセンタを利用した特殊栄養剤が開発されました。
・稗田憲太郎博士によるプラセンタ注射液の開発により、1960年代にはプラセンタを用いた治療が拡大していきました。
・最近では更に研究が進められ、医薬品だけではなく、健康補助食品や化粧品にも多く使用されています。


●原材料について
当社では、高品質で安定的な原材料調達を保つために、原材料となるウマ胎盤は、中央アジアのキルギス共和国、カザフスタン共和国、アイスランド、ロシア、カナダ、アルゼンチンにて採取したものを使用しています。
現地で数か所の牧場と契約を結び、対象の馬たちの餌が無農薬の牧草である証明を各国政府より受け、胎盤の安全性を確保しています。
なお、馬の出産は各国の獣医師協会にて厳密に管理され、ナンバリングされた胎盤を日本へ空輸し加工しております。

●製造技術について
特殊加水分解釜によるタンパク分解、超高圧抽出、高圧熟成といった新しい製造工程によるプラセンタです。
微粒加工と微臭加工が極度に施され食品原料や化粧品原料に高い評価をいただいております。